■スピードラーニングは是か非か!-1
- 2006/08/27(日) 01:34:35
英語の勉強は、継続と努力です。
しかし、テレビコマーシャルや雑誌、インターネットで広告されている「スピードラーニング」は、「毎日5分間、CDを聞くだけで英語ぺらぺらに!」というキャッチコピーで「80万人に使用されている」とうたっていますね。
「どうもうさんくさいんだけど、気になるなぁ」
そう思っている方は、多いんじゃないでしょうか?
そこで、スピードラーニングは英語学習者にとって、是か非かを徹底解剖、検証してみることにしました。
オフィシャルサイトでの経験談ではなく、実際の経験談を参考に、実態を把握し、誰がどういう使い方をしたら、成功し、失敗するのかを検証してみます。
■スピードラーニングは是か非か!-2
- 2006/08/27(日) 01:35:21
スピードラーニングとは?
まずは、教材の中身について知っておきましょう。
■スピードラーニングの教材案内と価格について。
『スピードラーニング』は毎月CD(またはテープ)とテキストが届き、初級コース・中級コース・上級コース各16巻で構成しています。全巻とも一年間の品質保証付き。途中での退会、再開は自由です。テキストは1ヵ月遅れで届けられ、活字に頼る過去の学習法に戻らない工夫がされています。また、10日間の試聴後から、始められます。
初回・・・・・・・商品9,870円 送料630円(全て税込)
内容
・試聴用CD
・体験談DVD
・初回2巻セット
2ヶ月目以降・・・月々 商品4,200円 送料315円(全て税込)
内容
・毎月1巻ずつ新しいCD(またはテープ)をお届け。
スピードラーニングには、5つのコースがあります。
1.初回お試し用
●セット内容事例(初級コースの初回セットイメージ)
・試聴用CD
・第1巻『日常英会話』 第2巻『旅行の英会話』
・『スピードラーニング』のご案内
・体験談DVD
2.初級コース
●日常会話編/全16巻
海外旅行での会話、オフィスでのやりとり、ショッピングの仕方など、海外ですぐに役立つ英語の集大成で、英語を一から始めたいという人にオススメです。日常生活で起こるさまざまな場面ですぐに使える生きた英語が身につきます。
3.中級コース
●実生活編/全16巻
やや高いレベルにチャレンジしたいという人なら中級コースがオススメ。
中級コースは、独立記念日やサンクスギビングなど、アメリカの文化・生活習慣に関するトピックが中心になります。
4.上級コース
●コミュニケーション編/全16巻
もっと深い内容にチャレンジしたいという人なら上級コースがオススメ。
上級コースは、異文化交流の難しさと喜びがテーマに、アメリカ人女性と国際結婚したある日本人の人生を追ってます。
5.ジュニアコース
●子供会話編/全16巻
10歳から15歳向けに制作されています。家族と一緒にアメリカに行った、さとしの中学校生活の様子を中心に描いています。英語の詩、早口言葉、言葉ゲーム等々、子どもたちが興味を持って聞ける面白い内容ばかりです。
■スピードラーニングは是か非か!-3
- 2006/08/27(日) 01:35:51
教材の内容は、毎月送られてくるCDと、一ヶ月遅れでテキストとなります。
初回をのぞく月々は¥4,200プラス送料ということですね。
送られてくるCDを毎日5分ずつ聞けば、英語ぺらぺらになるというのは、どういった理由からでしょうか?
『あなたは日本語を覚えるのに努力や根性が必要でしたか?英語を覚えるのも同じことです。『スピードラーニング』は、リラックス効果のあるクラシック音楽をBGMに、英語→日本語の順に収録。好きな音楽を楽しむ様にCDを聞き流すだけで無理なく自然に“英語耳”をつくります。』
と説明されています。また、
『スピードラーニングを使うことで、日本語にはない“英語だけの音”がつかめるようになることを目指しています。
“英語特有の音”を聞き分けられないと、いくら勉強してもなかなか英会話は身に付きません。逆に、聞き分けられれば自然と身に付きます。そのために最適なのが英会話を“聞き流す”訓練です。なかなか信じにくいですが、科学的にも実証されている、エスプリライン『スピードラーニング』の理論なのです。』
と説明されています。
さらに詳しい科学的な説明はオフィシャルサイトに詳しく掲載されています。...詳しく見る
■スピードラーニングは是か非か!-4
- 2006/08/27(日) 01:36:24
実際にスピードラーニングを使っている人の体験談をインターネットでサンプリングしてみると以下のような結果を取る事ができました。
・「英語を聞き取れて、話せるようになった」という方。
ただ、聞き流しているだけではダメです。教材としては、正統派で、しっかりしています。
・「スピードラーニングも以前使っていました」という方。
スピードラーニングを使ったことで、なんとなく英語が聞き取れるようになったと思います。今では、英語を日本語訳することなく聞く事ができるようになりました。
・「母が使っていましたが、聞くだけでぺらぺらにはならない」という方。
母は、何度も聞いているうちにフレーズと意味を覚えたようですが、話せるようにはなっていません。やってみてマイナスにはならないと思います。(娘-アメリカ在住)
・「ときどきスピードラーニングを使っている」という方
普通の日常会話の英語は口をついて出るようになりました。今は、映画を字幕無しで見たり、吹き替えと同時に聞くなどして、練習しています。
英語を聞くことに慣れるには、良い教材です。
・「ジュニアコースからはじめて、現在上級コースをやっています。」という方
ジュニアコースは、おもしろかったです。なんとなく聞いていて、言い回しなどを覚えることができました。日本語訳を考えずふっと英語が出て来る感じです。
ただ、向いている人と、向いていない人がいますね。
・「スピードラーニングを使ったことはないですが・・・。」という方
実際に使ってはいませんが、NHKラジオ講座を何度も繰り返し聞いてリスニングのトレーニングをしていたので、リスニングはいつも高得点でした。
リスニング力は、英語上達の早道だと思います。
・「ダメでした」という方
聞き流していましたが、ダメでした。(1年半つづけてやめました。)
と、こんな経験談をサンプリングすることができました。
では、効果があった人と、なかった人、また、別の方法で代用した人の内容を詳しくみていきましょうか。
■スピードラーニングは是か非か!-5
- 2006/08/27(日) 01:36:55
まずは、失敗例から
失敗談には、
「1年半使ったけどダメでした」
「母が使っていましたが、聞くだけでぺらぺらにはならない」
というのがありました。
広告の通り、ただ聞き流していてもダメだったということですね。
また、1年半ただ聞き流していても英語は使えないということも分かりました。
ここで共通することは、
「本気で聞き流していたら、身に付かない」ということですね。
そりゃ、何でも気持ちが入ってなければ、覚えるものも覚えられませんよね(苦笑)
聞き流すというのを分かりやすくするには、ラジオで聞こえてくる天気予報に例えると分かりやすいかもしれませんね。
自分の住んでいる所の天気予報は、ちゃんと聞こえて覚えていますが、隣の町や市の天気は「聞き流して」いますよね。
また、2週間前の天気予報なんて覚えてませんが、思い出深い日のことは、天気や温度までだいたい覚えているものです。
「小学3年生の運動会の日は、朝は天気がよかったのに昼から大雨になって、びしょぬれになって寒かったなぁ〜。」といった具合ですね。
そのときの思い出(イメージ)が天気の情報も含んで覚えられているということですよね。
ですから、どんな立派な教材でも、隣町の天気予報(自分には全く無関係)を聞く感覚でいたら、頭にもイメージにも残らず、右から左ということになってしまいますよね。
また、聞くことは出来ても、自分で言ってみる練習をしないと、実際には言えないものですから、聞いて、言って、という繰り返しも当然英会話の練習には必要だということですよね。
ですので、この手の評価は、今更深堀りするほどの理由はない気がします。
まずは、英語学習者として、努力する姿勢を身につけましょう。
■スピードラーニングは是か非か!-6
- 2006/08/27(日) 01:37:24
では次に「なんとなく聞き取れるようになったと実感があった」例をみてみましょう。
「以前は使っていましたが、今は聞き取りができるようになりましたので、映画を教材代わりにしています。」
といった内容でした。
これらの方は、きっと教材が取り上げている内容に満足いかなかったか、物足りなくなったので、もっと自分の興味のある英語を聞き取りの練習材料にしたいと思って、途中で使用をヤメたのでしょうね。
英会話の呼吸、イントネーション、あいさつなどの基礎をスピードラーニングでマスターし、リスニングに慣れることができたので、もっとハイレベルな映画の英会話であっても、取り組みたいという意欲が、教材から離れさせたようです。
英語学習に対する熱心さからみても、CDをただ聞き流しているのではなく、自分で発音したり、何度も何度もCDを聞いたりしたのだろうと予測できますね。
しっかり教材に取り組めば、シリーズ16巻を完結させなくても、ある程度までは英語を聞き取れるようになるということですね。
■スピードラーニングは是か非か!-7
- 2006/08/27(日) 01:37:58
スピードラーニングを使ってはいないけど、リスニングの重要性は認めていた人もいましたね。
「NHKラジオ講座」を繰り返し聞いてリスニングの教材にしていたということでした。
スピードラーニングを使わずに、リスニングの教材として「NHKラジオ講座」を使用している方は相当いると思いますね。私もそうでしたし。
ただ、スピードラーニングは「リスニングに重点をおいた教材」であり、NHKラジオ講座は「ついでに使える」というレベルであることも認識しておきたいですね。
実際、NHKラジオ講座を聞いて英語を勉強している人は、スピードラーニングを使っている人よりも断然多いはずですが、リスニングが不得意で、教材を探している人というのは、とても多いものです。
なぜか?
もちろんNHKラジオ講座はリスニングのためにつくられた番組ではないからですね。
NHKラジオ講座では、英文がまとめて読み上げられ、学習者はテキストを見ながら番組と一緒に問題を解いたり、英会話をなぞっていくやり方です。
一方で、スピードラーニングは、『4秒以内の会話をひとかたまりにして、英語の後に同じ内容の日本語が続いて録音されています。ですから辞書を引くわずらわしさもなく、英語の意味がすぐに分かり、内容を楽しめます。
英語→日本語の順番で聞くことには大きな理由があります。第1には英語を聞いてすぐにイメージが描けるように、第2には日本語が先では、頭の中で日本語→英語に訳そうとしてしまうので、それを防ぐためです。英語→日本語の順なら、英語に対する勘が働くようになり、次第に英語をそのまま英語でとらえられるようになります。 』
といった、リスニング強化のための工夫がこらされています。
NHKラジオ講座を使ってのリスニング強化も不可能ではありませんが、「ラジオを聞く時にはテキストを見ない」とか、「テキストを見ていなかった分、何度も長いセンテンスを聞かなければならないなど」工夫や努力が要求されるため、万人に向いている学習法とは言えませんね。
NHKラジオ講座が大好きで、何度聞いても飽きない人にとっては、スピードラーニングなんて必要ない教材といえるでしょう。
以上のことから、NHKラジオ講座を使ってリスニング強化をするのと、スピードラーニングを使用するのでは、効率的な面、工夫や時間の使い方の面で、大きな差が生じることは間違いないですね。








