「スピード・レーサー」

  • 2008/07/07(月) 11:13:18

映画インタビュー:「スピード・レーサー」主演に聞く 「愛車にもノコギリほしい」 (毎日 文化)

 マッハ号の模型を手にしたらいたずらっ子のような表情になった
 1960年代に日本のお茶の間をにぎわせ、アメリカでは「スピード・レーサー」のタイトルで放送された人気テレビアニメ「マッハGoGoGo」が、実写になってスクリーンに登場する。手掛けたのは、「マトリックス」シリーズで世界を震撼させたウォシャウスキー兄弟。「マトリックス」以来、初めてメガホンをとった話題作だ。

 映画「スピード・レーサー」は、天才ドライバーの“スピード・レーサー”が、巨大組織の妨害にあいながらも家族の協力を得て、ロードラリーでの優勝を目指す姿を描いた一大アドベンチャー作。アニメと実写が絶妙に絡み合った極彩色の映像、360度パノラマで作り出された白熱のレースシーンなど、「マトリックス」とはひと味違うウォシャウスキー兄弟を堪能できる仕上がりになっている。

 本作のPRのために、スピード・レーサー役のエミール・ハーシュさんが来日。ジャパン・プレミアや記者会見などの合間を縫ってインタビューに応じてくれた。

 −−スピード・レーサー役を演じるにあたって監督のウォシャウスキー兄弟からはどのような指示があったのでしょう。

エミール・ハーシュ:彼らの演出は、本当に具体的だったよ。たとえばスピードの話し方。彼は心根の優しい、いいヤツだけど、冗談の通じない面白みのない男でもあるんだ。だから、セリフは「抑揚をつけずに言うようにしろ」とかね。

 −−そういった演出を受けながら、あなた自身が心掛けたことは?

9月から撮影に入る予定の次回作のために髪を伸ばしていたハーシュさん。ウッドストック(1969年にアメリカで開催された野外コンサート)を題材にした作品で、ヒッピーを演じるという
 ハーシュ:(特撮のため)ほとんどがグリーン・スクリーンの前での演技。楽しかったけど、とにかく集中力が必要だった。壁や床、すべてがグリーンなんだよ! だからスピードがいる世界のことを考え、それに集中することに専念したよ。途中でイヤにならなかったか、だって? もちろんつらかったけど、俳優はそういうことにも負けない意志の強さを持っていなきゃならないんだ。

 −−本作には、国際的な陰謀に加担する“ミスター武者”役で真田広之さんが、組織に翻弄される若きドライバー“トゴカーン”役で韓国ポップス界のトップスターRain(ピ)さんが出演しています。2人との共演はいかがでした?

 ハーシュ:真田さんはとにかくカッコよかった! 一緒にビールを飲んだり、話もしたけど、頭はいいし、優しくて、何より才能がある。大好きな俳優さんだよ。もちろん、彼が出演していた映画「ラスト サムライ」も大好きだよ。Rainは、とても真剣に仕事に取り組む人。実は、彼のことを知らなかったんだ。ものすごく有名な人だと後で聞いたんだけど、そういう思い上がった態度がまったくない、本当に礼儀正しくて周囲への気配りができる人なんだ。

 −−プライベートでは、トヨタのプリウスに乗っているそうですが、もし愛車にマッハ号が持つ機能を付けられるとしたらどの機能を選びますか。

 ハーシュ:(マッハ号の模型をいじりながらボディの両脇に付いている)この、ノコギリかな。

 −−ずいぶん、危険なものを選びますね。何に使うつもり?

 ハーシュ:何に使うのかわからないけど……何に使うんだろう。パーキング・メーターを切るとか? これで洗車に行ったら、みんな、ビビるだろうね(笑い)。


 −−ところで「マッハGoGoGo」は、あなたが6歳のときに見たアニメーションだとか。日本のアニメーションで他にお気に入りの作品や影響を受けたものはありますか。

 ハーシュ:「トランスフォーマー(注)」かな。でも、あれはあんまりよくなかった(注:07年にスティーブン・スピルバーグ製作総指揮のもと実写映画化されたアニメーション。ただし、アニメーションは日本の玩具メーカーが発売したロボット玩具をもとに日米合作で製作されたもので、純粋な日本製アニメではない)。

 −−どうしてでしょうか。その理由は?

 ハーシュ:やっぱり、マッハ号が出ていないとね(笑い)。

  *    *

 インタビューの直前に開かれた会見では、日本語吹き替え版でスピード役を演じる赤西仁さん(KAT−TUN)と対面し、互いに「かっこいい」と褒めあっていたハーシュさん。ハーシュさんは「小さいときにオリジナルのアニメーションを(米国で)見ていた僕でさえ、どんなふうにリメークされるのかすごく興味があったのだから、日本の昔からのファンもきっと同じ気持ちのはず。それに、アニメを見たことがない子どもたちも新しい発見があると思う」と胸を張った。「スピード・レーサー」は、7月5日から東京・サロンパス ルーブル丸の内ほか全国で公開される。

 <エミール・ハーシュさんのプロフィール>

 1985年 米ロサンゼルス生まれ。「ER 緊急救命室」などのテレビシリーズに出演後、マークに登録" width="16" height="16" /> この記事を印刷 映画インタビュー:「スピード・レーサー」主演に聞く 「愛車にもノコギリほしい」 エミール・ハーシュさん。マッハ号の模型を手にしたらいたずらっ子のような表情になった

 1960年代に日本のお茶の間をにぎわせ、アメリカでは「スピード・レーサー」のタイトルで放送された人気テレビアニメ「マッハGoGoGo」が、実写になってスクリーンに登場する。手掛けたのは、「マトリックス」シリーズで世界を震撼させたウォシャウスキー兄弟。「マトリックス」以来、初めてメガホンをとった話題作だ。

【関連リンク】
「スピード・レーサー」公式サイト http://speed-racer.jp

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